東京都江戸川区で先月、区立松本小1年の岡本海渡君(7)が暴行を受け死亡した事件で、同区は10日、逮捕された両親の健二容疑者(31)と千草容疑者(22)が昨年11月以降、同校の対応をめぐり「こんな学校に行かせられない」などと苦情を訴え、海渡君を欠席させていたと明らかにした。
海渡君の体には日常的に暴行を受けていたとみられるやけどやあざがあったが、死亡する2日前の身体測定は服を着たままだったため、外傷の有無は分からなかったという。
同区によると、健二容疑者らは昨年11月24日、海渡君を連れて来校。暴行発覚後の昨年9月17日に副校長が家庭訪問した際の、海渡君の食事をめぐる発言などについて苦情を訴えた。
区教委にもその後、同様の苦情を訴え、「こんな学校には行かせられない」「子どもが学校に行きたくないと言っている」などの理由で、しばしば海渡君を欠席させるようになった。
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